
こちらの記事を読んでいただいている皆さんの中の多くは、声優を目指している方や、声優という職業に興味がある方ではないでしょうか。そんな方たちの中で、そもそも声優になるにはどうしたらいいのか、年収や仕事内容、必要なスキルは一体何なのか、気になる方も多いと思います。早速こちらの記事で見てみましょう。
声優の主な仕事と収入について
ここでは、声優の主な仕事内容と収入に関して見ていきたいと思います。
声優の主な仕事内容
まずは、仕事内容です。声優の仕事内容は大きく分けて以下の5種類となります。1種類目は、アニメやゲームのアフレコ。2種類目は、テレビやラジオのナレーション関係。3種類目は、公共施設のアナウンスなど。4種類目は、洋画の吹き替えやボイスドラマ。5種類目は、司会といった仕事内容となります。詳しくみていきましょう。
・アニメやゲームのアフレコ
多くの声優の方が活躍されている場として想像するのは、やはりアニメやゲームのアフレコでしょう。アニメのアフレコでは、そのアニメキャラが持っている個性や魅力を、視聴者へ声で届ける必要があります。さらにゲームのアフレコは、アニメのアフレコのように台本がなく、他のキャストと収録することもありません。ゲームの進捗状況などに合わせて淡々とアフレコしていく必要があり、ハードだと感じることも多い様です。
・テレビやラジオのナレーション関係
報道番組やバラエティー番組、ラジオにおいて状況説明などを行うのがナレーションの仕事内容となっています。ナレーション関係の仕事内容は意外と幅が狭いと感じた方もいるかもしれませんが、テレビやラジオだけでなく、商品のPR動画などにも利用されることが多いです。多くの企業からニーズのある分野となっているため、決して仕事内容の幅は狭くありません。
・公共施設のアナウンスなど
商業施設や劇場や電車などの公共交通機関のアナウンスなどのアナウンスが担当できます。そのため、活躍できる場は多数あるといえます。
・洋画の吹き替えやボイスドラマ
洋画の吹き替えも需要がある仕事となっているため、一気に活躍の場を広げることができます。洋画の吹き替えは、作品で繰り広げられる会話のテンポや口の動きに合わせて吹き替えをしていくことが重要となります。さらに音声のみで放送されるボイスドラマも声優の大きな仕事です。ボイスドラマでセリフのタイミングを映像と合致させる必要がないため、担当声優の方は、演技に集中して取り組むことができます。
声優の年収
つぎに、声優の年収に関して見ていきたいと思います。声優の年収は、仕事を何本も抱えているような方であれば、年収は数千万ということも珍しくありません。一方で、年収が数千円しかなく、声優1本では食べていけない方もたくさんいます。このことから声優の年収に関しては、個人の裁量によるといった形になります。
しかし、声優には報酬の基準となるランク分けがされていることを皆さんはご存じでしょうか。ランクは主に、ジュニアランク、ランカー、ノーランクの3段階に分かれています。こちらのランクに関して下記で詳しく解説していきます。
・ジュニアランク
ジュニアランクは見習い期間中のランクを指します。このことから1本あたりの単価の相場は1万5,000円ほどとなっています。
・ランカー
ランカーは見習い期間である、ジュニアランクを3年間経験すると、ランカーに昇格できます。出演する作品の30分あたりで単価が設定されており、ランカーの中でも最低単価は1万5,000円となっていますが、最高単価は4万5,000円にもなります。
・ノーランク
ノーランクに上り詰めると、ジュニアランクやランカーの様に単価の相場はなく、基本的に出演作品へのギャラ交渉が可能となります。またノーランクでは、出演した番組などがDVD化もしくは再放送された場合、二次利用料が発生する形となります。
声優が仕事を取る方法
ここでは、声優の仕事の取り方に関して見ていきたいと思います。声優が仕事を取る場合のもっとも多い方法としては、オーディションを受けるという方法です。稀に指名によって仕事を取ることもありますが、基本的に指名で仕事が取れるのは、実績を積んでいる声優の場合が多いです。最初のうちはコツコツとオーディションを受け、仕事を取っていくのが、オーソドックスな方法といえます。
声優になるためには何が必要?
最後にここでは、声優になるためには何が必要なのかに関して見ていきたいと思います。声優になるために必要なことは、ズバリ幅広いスキルを身に着けるということになります。幅広いスキルが必要とされる理由は、声優の仕事の幅はテレビやラジオ、アニメなどのアフレコといったように幅広く仕事があるからです。幅広い仕事を取りこぼさないようにするためにも、やはり幅広いスキルを身に着けるのは重要となってきます。
まとめ
今回は、声優の収入や仕事内容、声優になるために必要なスキルに関して見てきました。声優の年収は千差万別で、一概に年収の幅はいくらであると提示することが難しいです。また声優の仕事内容は幅広く、その幅広い仕事に対応するためには、スキルの幅も広くなければならないということも分かりました。